出雲そば
出雲の食を語るなら、
まずは「出雲そば」。


黒みがかった力強い色、
噛むほどに広がる香り、
そして独特の食べ方――旅の1食を、
この土地ならではの体験に
変えてくれます。
初めてでも迷わないよう、
特徴・楽しみ方・注文のコツを
プロの視点でぎゅっとまとめました。
出雲そばの特徴
玄そば(殻のついたそばの実)を
そのまま挽き込む
「挽きぐるみ」と呼ばれる
製粉方法で作ります。
そのため麺はやや黒く、
香りとコクがしっかり。
噛み応えがあり、
余韻も長いそばに仕上がります。




ロシアン佐藤が解説
食べ方ガイド
割子そば
丸い漆器を三段重ねにして提供。
各段に薬味をのせ、
上からつゆを回しかけて食べ進めます。
段ごとに味を変えられる
“食べ比べ”感が楽しい。
①お好みの薬味を
少量のせ、
つゆをかけます。
少量のせ、
つゆをかけます。


②その段を食べ終えたら、
残ったつゆを次の段へ
“継いで薬味を変えて
味変を楽しむ”
(辛味が欲しければ
一味を少々)
残ったつゆを次の段へ
“継いで薬味を変えて
味変を楽しむ”
(辛味が欲しければ
一味を少々)


食べ足りなければ「追加割子」を。
割子は1段ずつ
追加できる店も多く、
少食の方やお子さま連れでも
調整しやすいです。
釜揚げそば
茹で湯ごと熱々で登場。
湯の中のそばを、
濃いめのつゆをかけていただく
“出雲流”。
体が温まり、そばの香りが立ちます。
① 薬味をのせます。


②蕎麦つゆをかけて
食べます
食べます




そばには「ルチン」という
ポリフェノールが豊富に含まれています。
ルチンには血管を丈夫にし、
血流を改善する働きがあるとされている成分。
抗酸化作用もあり、美容や健康維持にも注目されています。
そば湯ではさらに効率的に摂取できます。
これを食べればあなたもいずも通!
出雲そばメニュー4選
釜あげそば
創業天明年間240年以上続く出雲そば最古の老舗。石臼挽きの香り高い伝統の出雲そばを味わえる。
献上そば 羽根屋 本店
出雲市今市町549
0853-53-2352
11:00-15:00、17:00-19:00 (そばがなくなり次第終了)
1月1日~3日 (変更の場合あり)




割子五代そば
江戸時代末期創業。本店の名にふさわしい店くりに努め、手打ちそば本来の味にこだわり続けています。
出雲そば 荒木屋
出雲市大社町杵築東409-2
0853-53-2352
11:00-16:00
水曜日
割子そば(3枚)
そばは季節ごとに配合をかえた国産のそば粉を使用。一年を通して、その時いちばん美味しいそばを楽しむことができます。
手打ち出雲そば きずき
出雲市大社町杵築東387-1
0853-53-6077
11:30-14:00[L.O.14:00]
火・金曜日




鴨汁せいろ
鴨汁の濃厚さと出雲そばの爽やかさが見事に融合。鴨の旨味が凝縮された贅沢なスープが、そばの風味と絡み合いながら、口の中に広がります。心と体を癒す一杯です。
そば処・喜多縁
出雲市平田町989-4
0853-31-4259
月、水曜日11:30-14:00、木~日曜日11:30-14:00・17:30-21:00(水曜日コース料理は17:30-21:00で受け付けます)
火曜日・不定休・第3月曜日 ※月曜日はランチのみ営業 ※水~日曜日夜のコース料理は要予約









